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三式戦闘機 飛燕
・東京都 K.A様 ご依頼品
タミヤ 1/48Scale プラスチックキット

数多くの戦闘機が開発・投入された第二次大戦の最中に誕生した万能戦闘機が飛燕こと三式戦闘機です。
汎用性の高さが特徴とされていますが、中でも特筆すべき点は当時の国内戦闘機で唯一の液冷式エンジンを搭載していた事です。ドイツ製エンジンを基に開発されたハ40エンジンは空冷エンジンと比べて抵抗面積が2割以上落とせるという見込みで開発され、三式戦闘機に搭載されて実践投入されました。しかし国内では他に類を見ない構造のエンジンは現場の技術者達の経験不足から生産性と整備性が悪くなりがちで、故障と不具合が後を絶たない戦闘機のレッテルを貼られてしまいます。三式本体が出来てもエンジンが間に合わない自体が発生してしまい、工場にはエンジンをのせる機首部が取付けられていない三式が並んでしまったとも言われています。
紆余曲折が多々あり、運用も一筋縄ではいかなかった話が残る本機ですが、こうした開発の積み重ねの末に現在空を飛ぶ航空機があると考えると感慨深いものがありますね!
今回はこの歴史的に深い一機を製作していきます。

タミヤ製の比較的最近のキットです。大戦期の航空機のキットは発売が最近であっても金型自体が古いものがありますが、このキットは金型も新しく、部品の精度が非常に良いのが特徴です。部品をはめると継ぎ目が回りのモールドとほとんど同じ様に見える程です!
設計も工夫されており、航空機キットでは定番である「コクピットを組み立て、塗装してからボディに組み込んで継ぎ目消し」という工程を踏まず、コクピットとボディをそれぞれ仕上げてから組み込める様になっているのです! 一方でエンジン部分はボディに挟み込む様に指示されていますので、こちらは従来通り作りましょう。

塗装は先ずボディに走るブルーのラインを再現する為にブルーを吹き、マスキングしてからシルバーを吹きます。本来はボディ色を入れてからラインを塗りわけますが、今回は本体色がメタリックカラーですので、この様な手順で彩色しました。
迷彩パターンはエアブラシで、全てフリーハンドで入れています。ボカシ具合を再現する為に型紙は一切使っておりません。説明書に記載された迷彩パターンに忠実に書き込んでいきますが、シルバーの上からの塗装ですので失敗すると修正が非常に厄介です。極力失敗しない様に慎重に塗装しましょう。

完成した飛燕は歴史の重みを感じる逸品に仕上がりました!